こんにちは、すももです(^ ^)
この記事では、ベジタリアンのいろいろな種類についてまとめてみました!
種類って何のこと!?って、ちょっとびっくりしたかもしれませんね(笑)
はい、そうです。
ベジタリアンと一口に言っても、実はたくさんの種類があるんです。
いろんなベジタリアンがあるので、詳しく知りたい人はぜひこの先を読み進めてみてください。
また、「ベジタリアンとヴィーガンって何が違うの?」って人も、この記事を読めば違いがハッキリとわかっていただけるはずです。
早速見ていってみましょう!
ベジタリアンとヴィーガンの違い
まず、ベジタリアンとヴィーガンの違いって、何なのかを見ていきましょう。
まずは「ベジタリアン」についてです。
ベジタリアンとは
なんとなく、「ベジタリアンはお肉を食べない人のことなのかな」とか、「野菜しか食べないのかな」とか、いろいろな印象があるかもしれません。
ベジタリアンは、簡単にいうと、
「お肉や海鮮類を食べない人のこと」です。
日本語では「菜食主義者」ともいいます。
お肉や海鮮類を食べるとき、その食べられる動物の命は奪われてしまってますよね。
ベジタリアンはそういう「動物の命を奪うこと」を避けているんだなと考えると、わかりやすいかもしれません。
卵や乳製品は、お肉や海鮮類とは少し違います。
卵は生きてるニワトリから産まれたものだし、牛もミルクを絞りだすために命を落とすわけではないですよね。
だから、それを食べるか食べないかはベジタリアンによってもそれぞれ線引きが違うのです。
中にはお肉や海鮮類と卵を食べないことにしている人がいたり、卵とか乳製品は食べることにしていたりする人たちがいます。
ヴィーガンとは
次に「ヴィーガン」についてです。
ベジタリアンの中には卵も乳製品もあわせて、「動物からとったものは全部食べない」っていう人たちがいます。
そんな人たちのことを「ヴィーガン」といいます。
日本語では「完全菜食主義者」と訳されています。
ベジタリアンっていう大きい枠の中に、ヴィーガンっていうひとつの種類があるっていう感じです。
じゃあ、その大きい枠になるベジタリアンには、ほかにどんな種類があるのか、これから詳しく見ていきましょう。
ベジタリアンの種類
よく見ていくと、実は本当にいろんな種類のベジタリアンが世界中にいます。
細かく見ると、もはやカテゴリー分けするのは不可能なほどいろいろなパターンがあるので、ここではわかりやすいものだけをピックアップしています。
ベジタリアンの種類
ラクト・オボ・ベジタリアン(lacto-ovo vegetarian)
ラクト・オボ・ベジタリアンは、お肉と海鮮類を食べず、卵や乳製品は食べます。
英語で「ベジタリアン(vegetarian)」っていうと、大半の人たちがこのタイプです。
だから、海外とかでV(ベジタリアン)マークを見かけたら、「お肉や海鮮類は入ってないけど、乳製品や卵は入っているかもしれない料理」だと思っておくと間違いないですね。
ラクト・ベジタリアン(lacto-vegetarian)
ラクト・ベジタリアンは、お肉・海鮮類+卵を食べず、ミルクやチーズなど、乳製品は食べます。
「ラクト(lacto)」は「乳製品」という意味です。
オボ・ベジタリアン(ovo-vegetarian)
オボ・ベジタリアンは、お肉・海鮮類+乳製品を食べず、鳥の卵は食べます。
「オボ(ovo)」は「卵」という意味です。
ヴィーガン(vegan)
ヴィーガンは、お肉・海鮮類、乳製品、卵など、動物性のものすべてを食べません。
他に、ベジタリアンの食事と似てるけど、お肉や海鮮類を全部避けているわけじゃないっていう人たちもいます。
そんな「セミ・ベジタリアン」という、ベジタリアンに極めて近い形の食事スタイルも紹介します。
セミ・ベジタリアンの種類
ペスカタリアン(pescatarian)
ペスカタリアンは、お肉は食べず、海鮮類は食べます。
「ペスカ(pesca)」はイタリア語で「魚」をあらわす言葉からきています。
海鮮類をたくさん食べる日本だと、割と実践しやすそうですね。
ポロタリアン(pollotarian)
ポロタリアンは、牛や豚などの哺乳類の動物からとられたの赤身の肉を食べず、鶏肉とかの鳥の肉や海鮮類は食べます。
フレキシタリアン(flexitarian)
フレキシタリアンは、基本的にはベジタリアンの食事を取り入れているけど、たまにお肉や魚を食べます。
「フレキシ(flexi)」は「柔軟な」という意味の「フレキシブル(flexible)」という単語からきています。
完全にはベジタリアンにならなくても、なるべく動物性のものを減らすようにしているといった感じです。
ベジタリアンって一言でいっても、すごいバラエティ豊かですよね!
ベジタリアンになる理由も、動物のためとか環境のためだったり、健康のためだったり、宗教上の理由があったり、本当にいろいろ、人それぞれです。
こんなベジタリアンの枠の中でも、ヴィーガンが一番、食の制限が多いことになります。
ヴィーガンはベジタリアンを突きつめた先にある、究極の形なのかもしれないですね。
ヴィーガンの種類
さらに、動物性の食べものを避けるだけの普通のヴィーガン以外に、実はいろいろな種類のヴィーガンの食事スタイルがあります。
ここでは、その一例をピックアップして紹介してみます。
ホールフード・ヴィーガン(whole foods vegan)
動物性の食べものだけじゃなくて、添加物が入ったものや、加工されたものを避けるのがホールフード・ヴィーガンです。
ホールフードは「自然食」って意味です。
たとえば、ホールフート・ヴィーガンは、いろいろ添加物の入ったヴィーガンインスタントラーメンとかは食べないようにしています。
ロー・ヴィーガン(raw vegan)
動物性の食べものだけじゃなくて、45℃以上加熱された食べものを避けるのがロー・ヴィーガンです。
ローは「生の」という意味です。
たとえば、スムージーとか加熱してないスープ、サラダとかを食べたりします。
グルテンフリー・ヴィーガン(gluten free vegan)
動物性の食べものだけじゃなくて、小麦粉とかに含まれる「グルテン」の成分を避けるのがグルテンフリー・ヴィーガンです。
パスタは小麦粉で作ってあるから、コーンとか豆でできたパスタを代わりに選んだり、パンも小麦粉じゃなくて米粉のものを選んだりします。
フルータリアン(fruitarian)
フルータリアンは、フルーツやナッツとかの「木になるもの」しか食べません。
フルータリアンの中では、野菜は土に生えてるから、それをわざわざ抜いて食べるのは不自然だって考えられています。
ヴィーガンの中でも一番食の制限があるのが、このフルータリアンです。
こうやって見てみると、ヴィーガンの中でも本当にたくさんの食事スタイルがあります。
なんだか、とっても奥が深いですね!
まとめ
今回の記事では、ベジタリアンの種類について見てみました!
ベジタリアンは簡単にいえば、「お肉と海鮮類を食べない人たち」のことでした。
そしてその枠の中に、「すべての動物性の食べものを食べない人たち」=「ヴィーガン」という、ひとつのグループがあるわけです。
世界中にはいろいろなベジタリアンがいて、それぞれ何を食べるか・食べないかの線引きは違います。
実は、国際線の飛行機の中では、いろいろなベジタリアンに対応できる機内食が用意されています。
日本でも少しずつ、特に都会では食の制限が認識されてきているようには感じますが、それでも「ベジタリアン」「ヴィーガン」が外食をするのは、あんまり簡単なことじゃありません。
どんな食の制限をもっていても、それぞれがわかりあえて楽しく食事ができる世の中になったらいいなと願うばかりです。
それでは、また別の記事で会いましょう(^ ^)